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活動終了(R4/3/31)
藩祖有馬豊氏公入城400年の奉賛事業は、数多くのご奉賛を賜り目標金額を達成し終了いたしました。
お陰様で地域の歴史を捉え直す機会として、記念の年をお祝いし、社殿および境内の整備を実現する事が出来ました。
大神様の御
奉賛賜りました皆様、御協力いただいた施工業者の皆様、そして篠山神社崇敬者の皆様に心より感謝申し上げます。
(施工費:約 23,600,000円)
老朽化した神殿と拝殿の修繕・補強を行い、耐久性を上げます。
(施工費:約 3,300,000円)
老朽化した手水舎の修繕・補強を行います。
(施工費:約 15,000,000円)
神苑(境内)の美化、整備を行います。樹木の剪定、地面の整地、案内板の設置、などにより改善を図ります。
(施工費:約 3,700,000円)
参拝者用駐車場にも使える多目的広場を建設(令和3年9月完工)
(施工費:約 7,500,000円)
神社用調度品・備品の入替え、案内板等の構築物の設置を行ないます。
その他清掃、除草、景観整備全般を実施します。
かつて筑後川の水面と背振山脈を一望できた城址西側からの眺望が、自生していた孟宗竹の竹林の繁茂によって失われました。そこで、往時の素晴らしい景観を取り戻すべく募金を募り、1000㎡におよぶ竹林の伐採を計画しました。
平成29年、無事目標金額を達成。平成30年1月、伐採を終え、見事な景観がよみがえりました。
平成30年5月24日、工事の完工を祝い、ご奉賛頂いた皆様をお招きし、竣工式を執り行いました。ご来賓として久留米市長にもおいでいただき、さわやかな晴天の下で、安全な工事完了と回復した見事な景観に感謝し、崇敬者の健康とますますの発展を願い、滞りなくお納めすることができました。
今回の奉賛事業を記念し、また、工事をお守いただいた神様と、ご協力いただいた寄付者の皆様へ感謝を込めて石碑を建立しました。ご協力、誠にありがとうございました。
石碑には篠山神社二代目祀官の武田巌雄氏の詩が彫られています。裏面にはご協力いただいた皆様のお名前を刻記させていただきました。
西山慕雪
ねぐらとふ 鳥こそ迷へ くれなゐに
入日の山の 雪の夕暮れ
武田厳雄
平成17年福岡西方沖地震により倒壊した西海忠士の棹石は、再建に多額の費用を要することから長らく横倒しのままになっていました。
しかしこの西海忠士碑が伝える出来事は、篠山神社の創建の経緯と深く関係しており、当社にとってなくてはならない非常に重要な記念碑でした。
そこで平成26年、当神社宮司を呼びかけ人として有志による再建のための奉賛会が組織されました。
初めての奉賛活動だったこともあり、期間を要すると予想しておりましたが、崇敬者の皆様の支持により順調に進み、ほどなく無事目標金額を集めるに至り、平成27年4月、最新の補強技術を施した西海忠士碑再建工事が竣工しました。
西海忠士之碑
明治維新の際、王事に尽くし国のために死んだ筑後の人物は真木和泉・水野正名のような古い活動家をはじめ小河真文・古松簡二など数十名をくだらない。それぞれ境遇・行動は違っていても家や身を顧みないで一途に国家へ奉仕した忠誠心は変わりなかった。いまここに彼らを表彰してこれからの若い人への励ましとすることは、たんに世を去った者と生存しているものが相酬い合うというだけでなく国家に報いる一端となるものである。このような意味から場所を篠山城にえらび、神社の傍らに碑石を建て、有栖川親王から賜わった「西海忠士」の大書を刻記した。後世この碑を見る者は、おそらく誰でも身を国に捧げようという感奮の念にかられる事だろう。(抜粋意訳)
明治二十五年三月 初代久留米市長 内藤新吾
この石碑は平成十七年三月の福岡西方沖地震の際竿石が倒れ、平成二十七年五月有志により復元された。